アーユルヴェーダとは、約5千年の歴史を持つインドの伝統的な学問です。
古代インドでは、体を構成する3要素(ドゥーシャ)の偏りが病気を生むと考えられていて、
その偏りをハーブオイルやマッサージで正し、
本来の体のバランスを取り戻すために考え出されました。
その名前は、サンスクリット語の
「アユース」(生気・生命)と「ヴェーダ」(知識)の二つが合わさってできたものです。
体質に合わせてブレンドしたオイルを温めて使用し、
心身ともに心地の良いリラクゼーションを感じながら、体の持つ自然治癒力を高めていきます。
また、その内容は現代でいう医学のみならず、生活の知恵・生命科学・哲学の概念も含んでいて、
チベット医学や古代ギリシア・ペルシアの医学などにも影響を与えたといわれています。
やはりアーユルヴェーダでも、施術には植物の持つ自然の成分を利用しています。
その人の体調や体質に合わせて、ハーブオイルを調合して使用するなど、
アロマセラピーと似通っているところが随所に見られます。
同じようなオイルを使っての施術ですが、
やはりその手技はアーユルヴェーダ独自の特徴があります。
アーユルヴェーダといえば代表的なのが、「シロダーラ」という脳のマッサージでしょう。
皆さんもどこかで見たことがあるのではないでしょうか?
あの額にとろとろとオイルを流しているアレです。
温めたオイルを額に垂らし続けることで、一種の迷走状態へ導き、
ストレスや不眠・頭痛などといった症状の改善を図るのです。
温めたオイルを使用するのも、アーユルヴェーダの特徴といえます。
インドの伝統的な学問であるアーユルヴェーダですが、
施術をするために特に必要な資格は、現状日本では確立されていないようです。
ですが、最近ではJAAなどのアロマ協会で
アーユルヴェーダセラピスト認定資格を発行するところが増えてきています。
アロマセラピーの知識とアーユルヴェーダの知識を融合し学ぶことによって、
より健康への意識と知識を高めようという目的があるそうです。
確かに、アロマセラピーをおこなうにしても、別角度からの視点も持っていれば、
アロマの知識もより深みを増しそうですよね。
アロマのプロとして活躍したい方には、スキルアップの一端を担ってくれる資格だといえるでしょう。